PMTCは歯科衛生士が行う専用の器具を用いた歯の表面の清掃です
このPMTCはどのような効果があるのでしょうか
歯の表面には歯垢(プラーク)と呼ばれる(最近はバイオフィルムと呼びます)歯の汚れが存在します。
通常は、歯みがきで歯垢を落とします。今までは。しっかり歯ブラシをしていれば、虫歯は予防できると考えられていました。しかし最近の研究により、
歯ブラシでは落ちない歯垢(バイオフィルム)があることが分かってきました。
歯ブラシで落ちない歯垢(バイオフィルム)とは…???
唾液検査で調べている、虫歯の原因菌です。ミュータンス菌と呼ばれ、このは、ひょっとしたらこの菌がたくさん存在しているかもしれません。菌だけは、歯みがきで落とすことができないことが研究で分かりました。つまり、一生懸命歯みがきしているのに虫歯ができやすい方がいるのです。
なぜミュータンス菌だけは歯ブラシで落ちないのでしょうか?
その理由は、
この菌だけは不溶性グルカンと呼ばれる特殊な液体を出し、それが接着剤となって歯の表面に強固にひっついているからです。
そこで考案されたのがPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)です。
これは歯の表面からあらゆる菌を除去するために開発されました。
実例のように、虫菌の数に応じて、PMTCを受けることにより、お口の中を常に清潔に保つことができ、虫歯や歯槽膿漏の予防を行うことができるわけです。
スウェーデンでは30年前よりPMTCを行い、その結果世界一虫歯の少ない国になり、定期的に行うPMTCの効果が臨床的にも証明されてきています。
当医院の歯科衛生士は、全員が、スウェーデンから招聘した歯科衛生士ブリギッタ・ニールセン先生から直接、実技指導を受けています。安心して処置をお任せください。
虫歯菌の定着が強く、通常のPMTCでは菌が減らない場合は、3DSという除菌治療をお勧めしています。
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