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調査対象
定期管理によるう蝕予防効果を調べるために、観察期間を
(1)5~8才 (2)6~12才 (3)12~18才までのそれぞれのう蝕の増減を調べた。対象者は、少なくとも1年未満に1回はメンテナンスに応じている者とした。
各年齢群は
・5~8歳:256人
・11~15歳:131人
・16~20歳:33人であった。 |
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(1)5~8歳のdft変化
全体のdftの増加は平均2.8であり、うち8才時におけるカリエスフリー者は132人で、カリエスフリー率は38%である。
5才時、カリエスフリーだった者が新たなカリエスをつくってしまった者の割合は17%であった。 |
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(2)6~12歳のDMFT変化
全体のDMFTの増加は平均0.85であり、歯科疾患実態調査の1.4を下回る。また12才時におけるカリエスフリー者は88人で、カリエスフリー率は80%である。
6才時、カリエスフリーだった者が新たなカリエスをつくってしまった者の割合は15%であった。 |
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(3)12~18歳のDMFT変化
全体のDMFTの増加は平均0.64であり、歯科疾患実態調査の1.4を下回る。また18才時におけるカリエスフリー者は13人で、カリエスフリー率は46%である。
12才時、カリエスフリーだった者が新たなカリエスをつくってしまった者の割合が7%であった。 |